
薬王寺について
真言宗智山派・宝亀十一年(西暦781年)開基
薬王寺の由来
五百川薬師、粟の薬師として知られている当山薬王寺は、元は法相宗で有りましたが、後に真言宗智山派に改宗、薬師如来を御本尊とし現在まで千二百年を超える歴史あるお寺です。
縁起によると、宝亀十一年に、四国阿波の国(現在の徳島県)から仙真法師という修行僧が東北地方修行行脚のおり、霊夢の告げにより薬師如来を背負って訪れ、その如来を当地粟ヶ岳に安置しました。
しかし粟ヶ岳は道路も悪く、深雪で火盗の恐れも多い為、山麓に一寺(薬王寺)を建立し、薬師如来を御本尊とし祀りました。当初安置された場所には、七仏薬師(薬師如来とその分身である六体の如来像)を安置し奥ノ院薬師堂と称されました。
薬王寺のあゆみ
781年
開基
仙真法師が霊夢の告げにより薬師如来を背負って当地を訪れ、粟ヶ岳に安置。のちに山麓へ一寺を建立し、薬師如来を御本尊としてお祀りしました。
1784年
本堂の火災
薬王寺本堂が火災により多くの寺宝を焼失しましたが、折よく本尊だけは村民によって奉持され難を免れました。
1790年
本堂 再建(一度目)
焼失した本堂が再建されました。
1933年
奥ノ院薬師堂の火災
四月、奥ノ院薬師堂が火災により全焼。如来像は火災の一週間前に、当時の住職が風雪で傷んだ像を修復する目的で別の場所へ移していた為、焼失を逃れました。
1937年
奥ノ院薬師堂 石祠として再建
一部の信者の方々によって、石祠として再建されました。
1993年
本堂 再建(二度目)
二度の再建を経て、現在の本堂に至っております。
2018年
御本尊御開帳を再開
薬師祭の御本尊御開帳を再開いたしました。御開帳は九月七日から、九月七日の護摩行・九月八日の祈祷法要とあわせてお勤めしております。
御本尊 薬師如来
薬師瑠璃光如来。手に薬壺を持ち、人の病苦を救う仏さまです。

眼病に良いと伝えられて
御本尊である薬師如来は、正式名称を薬師瑠璃光如来といわれ、手に薬壺を持ち、衆生の病苦、無明の救済に当たる仏として知られています。
五百川薬師は特に眼病に良いと伝えられ、このような恩恵は広く他郷にまで波及しました。約千二百年を経た現在も大切に祀られ、檀信徒だけではなく、地域住民の方々に親しまれております。
また薬師祭の時期には、粟の薬師より聖水が清流・五十嵐川へ流れ出て、川で聖水を浴びた者は病気にならないと、昔から言い伝えられています。